App_Wings user's guide
親機・中継機アプリ (App_Wings) は超簡単!標準アプリやパルアプリなどの TWELITE APPS やAct のパケットを受信と中継をするアプリです。
2020年6月以降に出荷される MONOSTICK BLUE や MONOSTICK RED に本アプリがあらかじめインストールされます。
資料の取り扱いについてをご参照ください。 お気付きの点がありましたら、当サポート窓口にご連絡いただければ幸いです。
本資料の表示例(ボタン名や画面キャプチャ)は、資料作成時のバージョンのものとなっています。一部、入手されたバージョンと差異がある場合があります。
本プログラムは、モノワイヤレスソフトウェア使用許諾書に基づき提供されます。
Overview
How to use
本アプリには 親機モードと中継機モードの 2 つのモードがあります。次のページからそれぞれのモードについて説明を行います。
Receive Message
App_Twelite
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
1
送信元の論理デバイスID
78
送信元の論理デバイスIDは0x78
2
1
コマンドID
81
IO状態の通知
3
1
パケット識別子
15
アプリケーションIDより生成される
4
1
プロトコルバージョン
01
01 で固定
5
1
LQI
C9
201
0が最小で255が最大
6
4
送信元のシリアルID
8201015A
送信元のシリアルIDは201015A
7
1
宛先の論理デバイスID
00
親機宛
8
2
タイムスタンプ
0391
約14.3秒
1秒で64カウント
9
1
中継フラグ
00
中継してない
※1 参照
a
2
電源電圧[mV]
0C2E
3118mV
b
1
未使用
00
c
1
DI の状態ビット
81
DI1がON(Low)
DI1(0x1) DI2(0x2) DI3(0x4) DI4(0x8)。1がOn(Lowレベル)。
MBSが1だったら定期送信。
d
1
DI の変更状態ビット
03
DI1とDI2が変更対象
DI1(0x1) DI2(0x2) DI3(0x4) DI4(0x8)。1が変更対象。
e1
1
AI1の変換値
01
16mV
※2、※3 参照
e2
1
AI2の変換値
FF
未使用
※2、※3 参照
e3
1
AI3の変換値
FF
未使用
※2、※3 参照
e4
1
AI4の変換値
FF
未使用
※2、※3 参照
ef
1
AI1~AI4の補正値
FF
未使用
LSBから順に2ビットずつ補正値、LSB側が AI1、MSB側が AI4
※2、※3 参照
g
1
チェックサム
FB
※1 中継フラグは中継の回数を意味します。中継をしていない時は0になります。 ※2 AD値の復元には以下のように計算します。
AI1[mV] = (e1 * 4 + ef1) * 4 AI2[mV] = (e2 * 4 + ef2) * 4 AI3[mV] = (e3 * 4 + ef3) * 4 AI4[mV] = (e4 * 4 + ef4) * 4
※3 AI は未使用(VCC接続) の場合、対応する e1 ~ e4 値は 0xFF です。
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
1
送信元の論理デバイスID
78
送信元の論理デバイスIDは0x78
2
1
コマンドID
01
任意データの送受信
3
N
データ
00112233AABBCCDD
4
1
チェックサム
13
App_IO
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
1
送信元の論理デバイスID
78
送信元の論理デバイスIDは0x78
2
1
コマンドID
81
IO状態の通知
3
1
パケット識別子
12
アプリケーションIDより生成される
4
1
プロトコルバージョン
02
02 で固定
5
1
LQI
84
132
(0が最小で255が最大)
6
4
送信元のシリアルID
8201015A
送信元のシリアルIDは201015A
7
1
宛先の論理デバイスID
00
親機宛
8
2
タイムスタンプ
3FC9
約255.1秒
1秒で64カウント
9
1
中継フラグ
00
中継してない
※1 参照
a
2
DI の状態ビット
0001
DI1がON(Low)
LSBからDI1、DI2… 1がOn(Lowレベル)。
b
2
DI の変更状態ビット
0001
DI1が変更対象
LSBからDI1、DI2… 1が変更対象。
c
2
DIの割込状態ビット
0001
DI1が割り込み入力された(変化した)。
d
1
未使用
00
e
1
チェックサム
86
※1 中継フラグは中継の回数を意味します。中継をしていない時は0になります。
App_Uart
本アプリでは書式モードの電文のみ受信可能です。
透過モードやチャットモードのパケットを受信した場合の出力は未定義ですので、ご注意ください。
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
1
送信元の論理デバイスID
78
送信元の論理デバイスIDは0x78
2
1
応答ID
01
任意の0x00~0x7Fの値
3
N
データ
00112233AABBCCDD
4
1
チェックサム
01
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
1
送信元の論理デバイスID
78
送信元の論理デバイスIDは0x78
2
1
コマンド種別
A0
拡張形式
0xA0固定
3
1
応答ID
02
任意の0x00~0x7Fの値
4
4
送信元のシリアルID
8201015A
送信元のシリアルIDは201015A
5
4
送信先のシリアルID
FFFFFFFF
FFFFFFFFのときは論理デバイスIDを指定して送信している。
6
1
LQI
A8
168
0が最小で255が最大
7
2
データのバイト数
0007
7バイト
8
N
データ
00112233AABBCC
9
1
チェックサム
C6
App_Tag
以下は、主なセンサー接続時のデータの出力例です。
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
中継していない場合は80000000
2
1
LQI
B7
168
0が最小で255が最大
3
2
続き番号
0062
98
4
4
送信元のシリアルID
8201015A
送信元のシリアルIDは8201015A
5
1
送信元の論理デバイスID
00
送信元の論理デバイスIDは00
6
1
センサー種別
10
アナログセンサー
7
1
電源電圧 [mV]
DF
3330mV
電源電圧の計算方法を参照
8
2
ADC1の電圧
08FD
2301mV
9
2
ADC2の電圧
09A3
2467mV
a
4
未使用
00000000
b
1
チェックサム
E9
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
中継していない場合は80000000
2
1
LQI
63
99
0が最小で255が最大
3
2
続き番号
0017
23
4
4
送信元のシリアルID
81013C85
送信元のシリアルIDは1013C85
5
1
送信元の論理デバイスID
00
送信元の論理デバイスIDは00
6
1
センサー種別
35
加速度センサー(ADXL34x)
7
1
電源電圧 [mV]
DF
3330mV
電源電圧の計算方法を参照
8
2
ADC1の電圧
0577
1399mV
9
2
ADC2の電圧
02F2
754mV
a
1
センサーモード番号
00
通常モード
b
2
X軸の加速度
0000
0mg
単位はmg*10
c
2
Y軸の加速度
FF96
-1060mg
単位はmg*10
d
2
Z軸の加速度
FFF0
-160mg
単位はmg*10
e
1
チェックサム
BB
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
中継していない場合は80000000
2
1
LQI
9C
156
0が最小で255が最大
3
2
続き番号
0062
98
4
4
送信元のシリアルID
8201015A
送信元のシリアルIDは201015A
5
1
送信元の論理デバイスID
00
送信元の論理デバイスIDは00
6
1
センサー種別
10
スイッチ
7
1
電源電圧 [mV]
DF
3330mV
電源電圧の計算方法を参照
8
2
ADC1の電圧
0007
7mV
9
2
ADC2の電圧
09A3
2467mV
a
1
センサーモード番号
00
立ち下がり検出モード
0:立ち下り検出モード
1:立ち上り検出モード
b
1
DI1の状態
01
ON(Low)
1がON(Low)
c
1
未使用
00
d
1
チェックサム
64
読み値が170(0xAA)以下の場合 電源電圧[mV] = 1950+読み値*5
読み値が170(0xAA)より大きいの場合
電源電圧[mV] = 2800+(読み値-170)*10
App_PAL
下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。
上記が逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのが煩雑です。
そのため、以下に使用するセンサーパルごとのデータのある場所とその抽出例のコードを示します。 その際、: を 0 文字目とします。
以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。
例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。
開閉センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。
磁気センサーのデータは63文字目から2文字分です。 磁気センサーは下表の値を出力します。
磁気センサーのデータ
意味
00
磁石が遠ざかった。
01
磁石のN極が近づいた。
02
磁石のS極が近づいた。
80
磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81
磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82
磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。
※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。
また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、64文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。
以下は磁気センサーの状態を抜き出すためのPythonの対話モードでの実行例です。 以下の例では、63文字目と64文字目を抜き出して数値に変換し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、標準出力しております。
出力メッセージは、磁気センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。
親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力されたデータがどのアプリのデータか区別する必要があります。 開閉センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで69文字(改行コードありでは71文字)で、ほかのセンサーパルのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。 ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。
より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。
1文字目が8であること
15文字目が8であること
25、26文字目が '80' であること
27、28文字目が '81' であること
環境センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。
温度などのセンサーデータは63文字目から94文字目までに含まれております。 各データの位置やデータ形式は以下の通りです。
以下は、環境センサーパルのデータを取得するためのPythonの対話モードでの実行例です。 出力メッセージから、温度、湿度、照度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、温度は符号付の数値に変換します。 そのあと、センサーのデータを出力しますが、温度と湿度データは100倍されたデータですので、出力時に100で割った値を出力しています。
出力メッセージは、温湿度、照度センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。
親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリの出力か区別する必要があります。 環境センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで99文字(改行コードありでは101文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。 ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。
より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。
1文字目が8であること
15文字目が8であること
25、26文字目が '80' であること
27、28文字目が '82' であること
動作センサーパルからのデータを受信すると以下のような出力メッセージがシリアル出力されます。
加速度データは63文字目から時系列順でX、Y、Zに並んだ加速度が16個分格納されます。 加速度は、符号付整数で単位はmg(1重力加速度(g)の1/1000)です。 *データが12文字、ヘッダが8文字で、20文字ごとにデータが並びます。
以下は、1サンプル目の加速度を取得するためのPythonの対話モードでの実行例です。 出力メッセージから、1サンプル目の加速度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、符号付の数値に変換します。 変換後、加速度データを出力します。
出力メッセージは、加速度センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。
親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリのデータか区別する必要があります。 動作センサーパルの出力メッセージは、改行コード抜きで379文字(改行コードありでは381文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。 ただし、シリアル通信アプリなどのように出力メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。
より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。
1文字目が8であること
15文字目が8であること
25、26文字目が '80' であること
27、28文字目が '83' であること
以下は、パルごとのデータの出力例です。
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
2
1
LQI
A8
168
3
2
続き番号
001C
28
4
4
送信元のシリアルID
82012B1E
送信元のシリアルIDは2012B1E
5
1
送信元の論理デバイスID
01
送信元の論理デバイスIDは01
6
1
センサー種別
80
7
1
PAL基板バージョンとPAL基板ID
81
開閉センサーパル Ver.1
8
1
センサーデータの数
03
3つ
9
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
a
1
データソース
30
ADC
b
1
拡張バイト
08
電源電圧
c
1
データ長
02
2バイト
d
2
データ
0D0C
3340mV
e
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
f
1
データソース
30
ADC
g
1
拡張バイト
01
ADC1
h
1
データ長
02
2バイト
i
2
データ
03E4
996mV
j
1
各種情報ビット値
00
拡張バイトなし
符号なしChar型
k
1
データソース
00
磁気
l
1
拡張バイト
00
0
m
1
データ長
01
1バイト
n
1
データ
01
磁石(N極)が近づいた
00: 磁石が離れた。 01: N極が近づいた 02: S局が近づいた 80: 変化なし(磁石なし) 81: 変化なし(N極が近くにある) 82: 変化なし(S極が近くにある)
o
1
チェックサム1
EC
p
1
チェックサム2
6E
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
2
1
LQI
84
132
3
2
続き番号
811F
33055
4
4
送信元のシリアルID
810EFF6D
送信元のシリアルIDは810EFF6D
5
1
送信元の論理デバイスID
04
送信元の論理デバイスIDは04
6
1
センサー種別
80
7
1
PAL基板バージョンとPAL基板ID
82
環境センサーパル Ver.1
8
1
センサーデータの数
05
5つ
9
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
a
1
データソース
30
ADC
b
1
拡張バイト
08
電源電圧
c
1
データ長
02
2バイト
d
2
データ
0AEB
2795mV
e
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
f
1
データソース
30
ADC
g
1
拡張バイト
01
ADC1
h
1
データ長
02
2バイト
i
2
データ
035A
858mV
j
1
各種情報ビット値
05
拡張バイトなし
符号ありShort
k
1
データソース
01
温度
l
1
拡張バイト
00
0
m
1
データ長
02
2バイト
n
2
データ
09E3
25.31℃
o
1
各種情報ビット値
01
拡張バイトなし
符号なしShort
p
1
データソース
02
湿度
q
1
拡張バイト
00
0
r
1
データ長
02
2バイト
s
2
データ
0E3A
36.42%
t
1
各種情報ビット値
02
拡張バイトなし
符号ありLong
u
1
データソース
03
照度
v
1
拡張バイト
00
0
w
1
データ長
04
4バイト
x
4
データ
000001BE
446 lux
y
1
チェックサム1
6C
z
1
チェックサム2
00
番号
バイト数
意味
データ例
内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
2
1
LQI
BA
186
3
2
続き番号
0023
35
4
4
送信元のシリアルID
82011CEF
送信元のシリアルIDは82011CEF
5
1
送信元の論理デバイスID
01
送信元の論理デバイスIDは01
6
1
センサー種別
80
7
1
PAL基板バージョンとPAL基板ID
83
動作センサーパル Ver.1
8
1
センサーデータの数
12
18
9
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
a
1
データソース
30
ADC
b
1
拡張バイト
08
電源電圧
c
1
データ長
02
2バイト
d
2
データ
0D02
3330mV
e
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
f
1
データソース
30
ADC
g
1
拡張バイト
01
ADC1
h
1
データ長
02
2バイト
i
2
データ
055C
1372mV
j
1
各種情報ビット値
15
拡張バイトあり
符号ありShort
k
1
データソース
04
加速度
l
1
拡張バイト
40
サンプリング周波数 : 100Hz
0サンプル目
m
1
データ長
06
6バイト
n
2
データ
001000100450
X : 16mg
Y : 16mg
Z : 1104mg
o
1
各種情報ビット値
15
拡張バイトあり
符号ありShort
p
1
データソース
04
加速度
q
1
拡張バイト
41
サンプリング周波数 : 100Hz
1サンプル目
r
1
データ長
06
2バイト
s
2
データ
000800100430
X : 8mg
Y : 16mg
Z : 1072mg
...
t
1
各種情報ビット値
15
拡張バイトあり
符号ありShort
u
1
データソース
04
加速度
v
1
拡張バイト
4F
サンプリング周波数 : 100Hz
15サンプル目
w
1
データ長
06
6バイト
x
4
データ
000000180438
X : 0mg
Y : 24mg
Z : 1080mg
y
1
チェックサム1
28
z
1
チェックサム2
A5
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継無し
2
1
LQI
CQ
186
3
2
続き番号
BBC0
48064
4
4
送信元のシリアルID
82014C35
送信元のシリアルIDは82014C35
5
1
送信元の論理デバイスID
01
送信元の論理デバイスIDは01
6
1
センサー種別
80
7
1
PAL基板バージョンとPAL基板ID
84
通知パル Ver.1
8
1
センサーデータの数
03
3
9
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
a
1
データソース
30
ADC
b
1
拡張バイト
08
電源電圧
c
1
データ長
02
2バイト
d
2
データ
0D0C
3340mV
e
1
各種情報ビット値
11
拡張バイトあり 符号なしShort型
f
1
データソース
30
ADC
g
1
拡張バイト
01
ADC1
h
1
データ長
02
2バイト
i
2
データ
03F9
1017mV
j
1
各種情報ビット値
12
拡張バイトあり符号なしLong
k
1
データソース
05
イベント
l
1
拡張バイト
04
加速度によるイベント
m
1
データ長
04
4バイト
n
1
データ1
10
イベント0x10(16)が発生
加速度の場合 0x01(1)~0x06(6):さいころ 0x08(8):シェイク 0x10(16):タップ
o
3
データ2
000000
0
将来の拡張用。現在は未使用
p
1
チェックサム1
28
q
1
チェックサム2
A5
Details App_PAL output format
番号
バイト数
意味
データ例
備考
1
4
中継機のシリアルID
80000000
中継していない場合は80000000
2
1
LQI
A8
0が最小で255が最大
3
2
続き番号
001C
4
4
送信元のシリアルID
82012B1E
5
1
送信元の論理デバイスID
01
6
1
センサー種別
80
80で固定
7
1
PAL基板バージョンとPAL基板ID
81
8
1
センサーデータの数
03
a
1
チェックサム1
EC
1~9までのCRC8
b
1
チェックサム2
6E
1~aまでのLRC
センサーデータは以下のような構成で表記されます。
データの型や拡張バイトの有無、読み込みエラーの有無を示すデータです。 読み方は以下の通りです。
ビット位置
意味
7
読み込みエラーの有無。1だったら読み込みエラー
6
-
5
-
4
拡張バイトの有無。1だったら拡張バイトあり。
3
-
2
データの符号の有無。1だったら符号あり、もしくはデータ型が可変長
1, 0
データ型。
00 : char(1バイト)
01 : short(2バイト)
10 : long (4バイト)
11 : 可変長
データの種類を示します。
ID
内容
0x00
磁気
0x01
温度
0x02
湿度
0x03
照度
0x04
加速度
0x05
イベント
0x30
電圧
0x34
パケットプロパティ
何サンプル目のデータか、ADCの何番目のデータかなどデータの補助的な値が格納されます。
データソース
内容
磁気
なし
温度
なし
湿度
なし
照度
なし
加速度
7-5ビット:サンプリング周波数。0=25Hz, 1=50Hz, 2=100Hz, 3=190Hz, 4以上=未定義
4-0ビット:サンプリング番号。0が最も古く、31が最も新しい。
イベント
イベントの発生要因を示す。
磁気センサー:0x00, 温度:0x01, 湿度:0x02, 照度:0x03, 加速度:0x04
MSBが1の場合はデータ2にデータが存在する。
電圧
1 : ADC1 2 : ADC2 3 : ADC3 4 : ADC4 8 : 電源電圧
パケットプロパティ
なし
データのバイト数を示します。
センサーの実データが格納されています。
データソース
バイト数
内容
数値例 (16進数)
数値例の内容
磁気
1(符号無1バイト)
0x00=近くに磁石がない 0x01=N極が近い 0x02=S極が近い 0x80= 定期送信ビット(このビットが1の時は定期送信、0の時は磁気センサーの状態が変化したことを示す)
01
磁石のN極が近くにある
温度
2(符号有2バイト)
温度の100倍 (℃)
09E3
25.31℃
湿度
2(符号無2バイト)
湿度の100倍 (%)
0E3A
36.42%
照度
4(符号無4バイト)
照度 (lux)
000001BE
446 lux
加速度
6(符号有2バイト*3)
X 軸、Y 軸、Z軸の順でそれぞれの2バイトの重力加速度 (mg)
001000100450
X : 16mg
Y : 16mg
Z : 1104mg
イベント
4(符号無1バイト+3バイト)
1バイト : イベント内容
・拡張バイトが磁気の場合
0x00(0):近くに磁石がない 0x01(1):磁石のN極が近くにある 0x02(2):磁石のS極が近くにある
・拡張バイトが加速度の場合
0x01(1)~0x06(6):さいころ 0x08(8):シェイク 0x10(16):ムーブ
3バイト : 未使用(将来の拡張用)
01000000
拡張バイトが磁気の場合 : 磁石のN極が近くにある 拡張バイトが加速度の場合 : さいころの1(加速度センサーが上を向いている)
電圧
2(符号無2バイト)
電圧 (mV)
03E4
996mV
パケットプロパティ
3(符号無1バイト*3)
1バイト : パケットID 0~127、MSBが1の時はイベントあり。 0もしくは128はADC1と電源電圧、イベント以外はデータがないことを示す。
1バイト : 起床要因データソース
磁気センサー:0x00 温度:0x01 湿度:0x02 照度:0x03 加速度:0x04 DIO:0x31
タイマー:0x35 1バイト : 起床要因
送信要因 イベントが発生した:0x00 値が変化した:0x01 値が閾値を超えた:0x02 閾値を下回った:0x03 閾値の範囲に入った:0x04
810402
パケットIDが1でイベントあり、起床要因データソースは加速度で、閾値を超えたので起床した。
App_CUE
TWELITE CUEには加速度センサーと磁気センサーが搭載されており、両方のセンサーのデータも出力メッセージに含まれます。
このページでは出力メッセージからそれらのセンサーデータの読み方について解説します。
下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。
上記は逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのは煩雑です。
そのため、各センサーの値の場所とその抽出例をご説明します。 その際、: を 0 文字目とします。
以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。
例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。
加速度データは103文字目から時系列順でX、Y、Zに並んだ加速度が10個分格納されます。 加速度は、符号付整数で単位はmg(1重力加速度(g)の1/1000)です。 *データが12文字、ヘッダが8文字で、20文字ごとにデータが並ぶ。
磁気センサーは93文字目から2文字分です。 磁気センサーは下表の値を出力します。
磁気センサーのデータ
意味
00
磁石が遠ざかった。
01
磁石のN極が近づいた。
02
磁石のS極が近づいた。
80
磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81
磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82
磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。
※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。
また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、94文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。
1サンプル目の加速度と磁気センサーのデータを取得するPythonの対話モードでの実行例です。 シリアルメッセージから、1サンプル目の加速度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、符号付の数値に変換します。 磁気センサーのデータをシリアル出力から抜き出し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、加速度データと磁気センサーの情報を標準出力しております。
出力メッセージは、加速度、磁気センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。
親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力されたデータがどのアプリのデータか区別する必要があります。 TWELITE CUEの出力メッセージは、改行コード抜きで299文字(改行コードありでは301文字)で、ほかのセンサーパルのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。 ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。
より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。
1文字目が8であること
15文字目が8であること
25、26文字目が '80' であること
27、28文字目が '05' であること
意味
バイト数
データ例
備考
1
中継機シリアルID
4
80000000
2
LQI
1
B1
3
続き番号
2
001B
4
送信元シリアルID
4
810B6465
5
送信元LID
1
01
6
センサー種別
1
80
7
PAL IDとPAL Ver
1
05
TWELITE CUE
8
センサーデータ数
1
0F
15
c
センサーデータ2
2
0D34
3350mV
e
センサーデータ3
2
052E
1432mV
g
センサーデータ4
1
80
変化なし、オープン (00: 磁石が離れた。 01: N極が近づいた 02: S局が近づいた 80: 変化なし(磁石なし) 81: 変化なし(N極が近くにある) 82: 変化なし(S極が近くにある))
i
センサーデータ5(X軸)
2
FC28
X = 392mg
j
センサーデータ5(Y軸)
2
FFB0
Y = -800mg
k
センサーデータ5(Z軸)
2
0018
Z = 240mg
m
センサーデータ6(X軸)
2
FC28
X = 176mg
n
センサーデータ6(Y軸)
2
FFB0
Y = -1248mg
o
センサーデータ6(Z軸)
2
0008
Z = -96mg
中略
p
チェックサム1
1
A6
1~pの1つ前までのCRC8
q
チェックサム2
1
2C
1~pまでのLRC
意味
バイト数
データ例
備考
1
各種情報ビット値
1
00
拡張バイトなし、符号なしChar
2
データソース
1
34
起床要因
3
拡張バイト
1
00
4
データ長
1
03
5
パケットID
1
81
0~127、MSBはイベントがあるかどうか 0もしくは0x80はADC1と電源電圧、イベント以外はデータがないことを示す
6
起床要因センサー
1
04
磁気センサー:0x00 温度:0x01 湿度:0x02 照度:0x03 加速度:0x04 DIO:0x31
タイマー:0x35
7
起床要因
1
02
送信要因 イベントが発生した:0x00 値が変化した:0x01 値が閾値を超えた:0x02 閾値を下回った:0x03 閾値の範囲に入った:0x04
意味
バイト数
データ例
備考
1
各種情報ビット値
1
12
拡張バイトあり、符号なしLong
2
データソース
1
05
イベント
3
拡張バイト
1
04
イベントの発生要因
磁気センサー:0x00 温度:0x01 湿度:0x02 照度:0x03 加速度:0x04
MSBが1の場合はデータ2にデータが存在する。
4
データ長
1
04
5
データ1
1
10
イベント発生要因が磁気センサーの場合
0x00(0):近くに磁石がない 0x01(1):磁石のN極が近くにある 0x02(2):磁石のS極が近くにある
イベント発生要因が加速度の場合
0x01(1)~0x06(6):さいころ 0x08(8):シェイク 0x10(16):ムーブ
6
データ2
3
000000
未使用
App_ARIA
TWELITE ARIAには温湿度センサーと磁気センサーが搭載されており、両方のセンサーのデータも出力メッセージに含まれます。
このページでは出力メッセージからそれらのセンサーデータの読み方について解説します。
下記のデータ羅列は、: に始まり改行コードまでの16進数データをテキストで表現したものです。
上記は逐次解釈する書式ですので、厳密に解釈するのは煩雑です。
そのため、各センサーの値の場所とその抽出例をご説明します。 その際、: を 0 文字目とします。
以下の説明では、データの位置を示す際、Pythonのリストの指定の表記ような以下の書式でご案内します。
例えば、15文字目から4文字を指定する場合は、以下のように表記します。
温度などのセンサーデータは103文字目から118文字目までに含まれております。 各データの位置やデータ形式は以下の通りです。
磁気センサーは93文字目から2文字分です。 磁気センサーは下表の値を出力します。
磁気センサーのデータ
意味
00
磁石が遠ざかった。
01
磁石のN極が近づいた。
02
磁石のS極が近づいた。
80
磁石が近くにない。(タイマーによる定期送信)
81
磁石のN極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
82
磁石がS極が近くにある。(タイマーによる定期送信)
例えば、磁石が近くにない状態から、磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。磁石(N極)が一定期間センサーの近くにある場合、以下のように磁気センサーの値が変化します。
※ 多くの場合は磁石のN極を検出したときに01になりますが、設置環境によっては、出力値が一定期間安定せず、02や稀に00が出力される場合があります。
また、磁石が近くにあるかだけ知りたい場合は、94文字目だけ確認し、0だったら磁石が近くにない、1または2の時は磁石が近くにあると判定します。
以下は、温湿度と磁気センサーのデータを取得するPythonの対話モードでの実行例です。 出力メッセージから、温度、湿度、照度の文字列を取り出し、数値に変換します。その際、そのままだと符号無の数値ですので、温度は符号付の数値に変換します。 そのあと、センサーのデータを出力しますが、温度と湿度データは100倍されたデータですので、出力時に100で割った値を出力しています。 また、磁気センサーのデータをシリアル出力から抜き出し、上表に従って磁気センサーが検出している状態に変換し、加速度データと磁気センサーの情報を標準出力しております。
出力メッセージは、センサーのデータ以外に以下の情報が含まれております。
親機・中継機アプリはTWELITE PALからだけではなく、様々なアプリのデータを受信することができるので、出力メッセージがどのアプリの出力か区別する必要があります。 TWELITE ARIAの出力メッセージは、改行コード抜きで123文字(改行コードありでは125文字)で、ほかのセンサーパルなどのデータとは文字数が違うため、文字数で見分けると簡単です。 ただし、シリアル通信アプリなどのように受信メッセージの文字数が決まっていないものもありますので、文字数だけでは見分けられない場合があります。
より厳密に区別するには、文字数と以下の項目を確認してください。
1文字目が8であること
15文字目が8であること
25、26文字目が '80' であること
27、28文字目が '06' であること
意味
バイト数
データ例
備考
1
中継機シリアルID
4
80000000
中継されていない場合は80000000
2
LQI
1
CF
大きいほど電波品質が良い
3
続き番号
2
0002
4
送信元シリアルID
4
8201BAA2
5
送信元LID
1
01
6
センサー種別
1
80
TWELITE ARIAは80固定
7
PAL ID
1
06
TWELITE ARIAモードは06
8
センサーデータ数
1
07
9
センサーデータ0(ヘッダ)
4
00340003
拡張バイトなし、符号なし1バイト、パケットプロパティが3バイト
a
センサーデータ0
3
813500
タイマーイベントで送信した
b
センサーデータ1(ヘッダ)
4
12053504
拡張バイトあり、符号なしLong、タイマーイベント情報
c
センサーデータ1
4
01000000
タイマーが起床させた
d
センサーデータ2(ヘッダ)
4
11300802
符号なし2バイト、電源電圧
e
センサーデータ2
2
0D20
3360mV
f
センサーデータ3(ヘッダ)
4
11300102
符号なし2バイト、ADC1
g
センサーデータ3
2
04ED
1261mV
h
センサーデータ4(ヘッダ)
4
00000001
拡張バイトなし、符号なし1バイト、磁気センサー
i
センサーデータ4
1
80
変化なし、オープン (00: 磁石が離れた。 01: N極が近づいた 02: S局が近づいた 80: 変化なし(磁石なし) 81: 変化なし(N極が近くにある) 82: 変化なし(S極が近くにある))
j
センサーデータ5(ヘッダ)
4
05010002
拡張バイトなし、符号あり2バイト、温度
k
センサーデータ5
2
09D0
25.12℃
l
センサーデータ6(ヘッダ)
4
01020002
拡張バイトなし、符号なし2バイト、湿度
m
センサーデータ6
2
0F34
38.92%
n
チェックサム1
1
79
1~mまでのLRC
o
チェックサム2
1
34
1~nまでのCRC8
Act
TWELITE PALに対して送信するコマンドです。
番号
バイト数
意味
データ例
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先のTWELITE PALの論理デバイスIDを指定します。 0x01から0x64まで指定可能です。
2
1
コマンド種別
90
3
1
コマンドパラメータ数
01
コマンドパラメータの数を指定します。例えば、コマンドパラメータを1つだけ指定するなら1に、2つ指定するには2にします。
4
コマンド数x4
コマンドパラメータ
00040001
イベントやLEDの色などを指定するためのパラメータを指定します。 詳細はコマンドパラメータを参照してください。
5
1
チェックサム
69
1~4の各バイトの和を8ビット幅で計算し2の補数をとります。つまりデータ部の各バイトの総和+チェックサムバイトを8ビット幅で計算すると0になります。 チェックサムバイトをアスキー文字列2文字で表現します。 例えば 00A01301FF123456 では 0x00 + 0xA0 + ... + 0x56 = 0x4F となり、この二の補数は0xB1 です。(つまり 0x4F + 0xB1 = 0) チェックサムをXにすることでチェックサムを省略可能です。
6
2
フッター
[CR][LF]
[CR] (0x0D) [LF] (0x0A) を指定します。ただし、チェックサムをXで省略する場合はフッターも省略可能です。
4バイトのコマンドパラメータを組み合わせてコマンドを指定します。
TWELITE PALは受信したイベントIDごとの振る舞いが設定されております。 本パラメータでは送信先のTWELITE PALにイベントIDを送信し、設定した動作を行います。
番号
バイト数
内容
備考
1
1
コマンドパラメータID
0x00
2
1
送信先PAL ID
送信先のPAL IDを指定します。 0x04:通知パル 0xFF:すべてのTWELITE PAL
3
1
未使用領域
0x00固定
4
1
イベントID
0~16までのイベントIDを指定します。
送信先の通知パルにLEDの色、点滅パターン、明るさを送信します。
番号
バイト数
内容
備考
1
1
コマンドパラメータID
0x01
2
1
色
0:赤 1:緑 2:青 3:黄色 4:紫 5:水色 6:白 7:暖かい白
3
1
点滅パターン
0:常時点灯 1~3:点滅パターン(数値が大きくなるほど点滅が早くなる。)
4
1
明るさ
0:消灯 0x01~0x0F:明るさ(数値が大きいほど明るくなる。)
通知パルのLEDの点灯時間を送信します。
本コマンドパラメータは、LEDの色、点滅パターン、明るさのパラメータが含まれないので、コマンドパラメータ0x01または0x03と組み合わせて使用します。
本コマンドパラメータを使用する場合は、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号
バイト数
内容
備考
1
1
コマンドパラメータID
0x02
2
1
未使用領域
0xFF固定
3
1
未使用領域
0x00固定
4
1
点灯時間
秒で指定(0は常時点灯)
通知パルのLEDの点灯色をRGBWで送信します。
コマンドパラメータ0x00および0x01とは同時に使用できません。
番号
バイト数
内容
備考
1
1
コマンドパラメータID
0x03
2
1
未使用領域
0xFF固定
3
2
LEDの点灯色
LSBからRGBWの順番で4ビットずつ指定する。
数値が大きいほど明るい
通知パルのLEDの点滅周期と点滅Dutyを送信します。
本コマンドパラメータは、LEDの色のパラメータが含まれないので、コマンドパラメータ0x03と組み合わせて使用します。
コマンドパラメータ0x00および0x01とは同時に使用できません。
番号
バイト数
内容
備考
1
1
コマンドパラメータID
0x04
2
1
未使用領域
0xFF固定
3
1
点滅時間の割合
0x00~0xFFで指定する。
数値が大きいほど1周期当たりの点灯時間が長くなる。
1周期の半分だけ点灯させるには0x7Fを指定する。
4
1
点滅周期
0x00~0xFFで指定する。
設定値が1大きくなるごとに点滅の周期が約0.04sずつ増える。
1周期1秒にするには0x17を指定する。
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対してイベント1を送信するコマンド例です。
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先の論理デバイスIDは0x01
2
1
コマンド種別
90
0x90コマンド
90固定
3
1
コマンド数
01
コマンドは1個
4
1
コマンドID
00
コマンド00
5
1
送信先PAL ID
04
通知パルに対して送信する
6
1
未使用領域
00
7
1
イベントID
01
イベント1
0x00~0x10まで
8
1
チェックサム
69
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して明るさ8で白色にゆっくり点滅させるためのコマンドです。
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先の論理デバイスIDは0x01
2
1
コマンド種別
90
0x90コマンド
90固定
3
1
コマンド数
01
コマンドは1個
4
1
コマンドパラメータID
01
コマンドパラメータID 0x01
5
1
色
06
白
6
1
点滅パターン
01
点滅
7
1
明るさ
08
明るさ8
0x00~0x0Fまで
8
1
チェックサム
5E
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
本コマンドを試す場合、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先の論理デバイスIDは0x01
2
1
コマンド種別
90
0x90コマンド
90固定
3
1
コマンド数
02
コマンドは2個
4
1
コマンドパラメータID
01
コマンドパラメータID 0x01
5
1
色
04
紫
6
1
点滅パターン
00
点灯
7
1
明るさ
08
明るさ8
0x00~0x0Fまで
8
1
コマンドパラメータID
02
コマンドパラメータID 0x02
9
1
未使用領域
FF
a
1
未使用領域
00
b
1
点灯時間
01
点灯後1秒で消える
c
1
チェックサム
5E
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させるコマンドです。
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先の論理デバイスIDは0x01
2
1
コマンド種別
90
0x90コマンド
90固定
3
1
コマンド数
01
コマンドは2個
4
1
コマンドパラメータID
03
コマンドパラメータID 0x03
5
1
未使用
FF
6
2
LEDの点灯色
0F04
青:15、赤4の明るさで点灯させる。
LSBからRGBWの順番で各色4bitずつ(0~15)で指定する。
数値が大きいほど明るい
7
1
チェックサム
59
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
本コマンドを試す場合、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号
バイト数
意味
データ例
データ例の内容
備考
1
1
送信先の論理デバイスID
01
送信先の論理デバイスIDは0x01
2
1
コマンド種別
90
0x90コマンド
90固定
3
1
コマンド数
02
コマンドは2個
4
1
コマンドパラメータID
01
コマンドパラメータID 0x01
5
1
色
04
紫
6
1
点滅パターン
00
点灯
7
1
明るさ
08
明るさ8
0x00~0x0Fまで
8
1
コマンドパラメータID
02
コマンドパラメータID 0x02
9
1
未使用領域
FF
a
1
未使用領域
00
b
1
点灯時間
01
点灯後1秒で消える
c
1
チェックサム
5E
Router mode
親機モードで受信できるアプリの電波を中継することができます。通信距離を延ばしたり、アクセスポイントとして中継機を使用することができます。
中継を行う場合、親機が受信する順番が入れ替わることがございます。
短い間隔(例:100ms程度)で連続送信する子機がいる場合、パケットを中継できない場合があります。よく検証の上ご使用ください。
中継機として使用する場合、以下のようにインタラクティブモードで動作モード(l)を1以上に設定してください。
詳しい説明は以下のページをご覧ください。
インタラクティブモードTWELITE NETでは無線パケットの中継配送について、大きく分けて下表で示す2つの方式を用意しており、アプリケーションごとに異なります。本アプリでは下表で示すアプリケーションのパケットを識別し、中継することができます。
中継方式
対応アプリ
単純ネット
超簡単!標準アプリ、リモコンアプリ、シリアル通信アプリ、アクト
中継ネット
無線タグアプリ、パルアプリ、キューアプリ
単純ネットを使用するアプリの中継を行う場合、動作モードの値を1以上に設定することで3回まで中継することができます。
例えば、1. のように親機と子機の間に中継機が3台以内であれば親機にデータが届きますが、2. ように中継機が4台以上ある場合は親機にデータが届きません。
子機 ---> 中継機 ---> 中継機 ---> 中継機 ---> 親機 → 親機が子機のデータを3回中継して受信できる。
子機 ---> 中継機 ---> 中継機 ---> 中継機 ---> 中継機 -x-> 親機 → 中継4回目で中継することをやめる。
単純ネットによる中継は、基本的に同報通信を使用して通信を行い、受信したパケットをすべて中継を行います。そのため、中継ネットワークを形成、維持するための通信が必要ないという利点がありますが、中継機が増えるほど爆発的に通信量が多くなることがあるという欠点もあります。
詳しくは こちら を参照ください。
中継ネットを使用するアプリのデータを1段の中継を行う場合、動作モードの値を1に設定してしてください。
複数回の中継を行う場合は、親機から遠くなるにつれて動作モードの設定値を大きくしてください。(設定値が昇順になっていれば設定値が飛んでもかまいません。)
本方式の最大中継回数は63回までです。
例1:1回の中継を行う場合 子機 ---> 中継機(動作モード:1) ---> 親機
例2:2回の中継を行う場合 子機 ---> 中継機(動作モード:2) ---> 中継機(動作モード:1) ---> 親機
例3:3回の中継を行う場合 子機 ---> 中継機(動作モード:6) ---> 中継機(動作モード:3) ---> 中継機(動作モード:1) ---> 親機
中継ネットは上り方向の配送を効率的に実施する目的を持って設計されたツリー型ネットワークで、中継機は上位レイヤ(より動作モードの設定値が小さい親機もしくは中継機)を探索し、発見した上位レイヤ1台に対して中継を行います。
そのため、中継機の台数が増えても単純ネットほどは通信量が多くなりにくいですが、接続先を探索、維持するための通信が発生します。
詳しくは こちら をご覧ください。
中継ネットでの中継を行うときに、下図のような配置を考えた場合、中継機2の接続先は親機もしくは中継機1のどちらかを自動的に選択します。
基本的には、中継する回数が少ない方が親機への配送率が高くなる場合が多いですが、中継機2の接続先として親機が選択されてしまった場合、親機と中継機2の間に障害物があるため、通信品質が悪くなり、親機への配送率が中継機1を経由するときより低くなる可能性が高くなります。
そのため、本アプリには中継機の接続先を TWELITE のシリアル番号で指定する機能 (静的ルーティング機能) があります。
静的ルーティングを行う場合は、中継機2→中継器1への経路を静的にする、または全ての経路を静的に設定します。
すべての経路の設定にはその分だけ設定が多くなり、また、中継器の故障や電波状況の変化といった状況を想定した冗長化に対応できない点がありますが、上位通信先を確定するまでの時間をなくし、速やかに中継動作に移行できる利点があります。
静的ルーティングをするには下表のように中継機1には親機のSID、中継機2には中継機1のSIDになるように接続先を設定してください。
例: 2段中継の場合 (親機 ← 中継機1 ← 中継機2 ← 子機)
TWELITEのSID例
接続先(A: Access Point Address)の設定例
動作モード(l:Mode)の設定例
親機
810F155E
-
0
中継機1
810E18E8
810F155E (親機のSID)※
1
中継機2
810F17FF
810E18E8 (中継機1のSID)
2
※上図の壁による影響のみに対処したい場合は設定不要です。
Interactive Mode
インタラクティブモードでアプリの詳細設定を行うことができます。
インタラクティブモードに入るには、パソコン上のターミナルソフトから + + + と + を3回入力します。+ と + の間には 0.2 秒から 1.0 秒の間隔をあけてください。 また、TWELITE プログラマや TWELITE STAGE には簡単にインタラクティブモードに入れるショートカット機能もありますので、そちらもご利用ください。
インタラクティブモードに入ると以下の画面が表示されます。
テンキーではないほうの「+」キーを入力してください。 うまくいかない場合は、TWELITE プログラマや TWELITE STAGE のショートカット機能を使用してください。
コマンド
設定項目
初期値
説明
a
アプリケーションID
0x67720102
同じアプリケーションID同士のみ通信可能です。 異なった値を設定することにより、同一の周波数チャネルを複数のグループで使用することが可能です。 値は32ビットで任意に設定できます。 通信させたい端末は全て同じアプリケーションIDに設定する必要があります。
本設定を変更することで、TWELITE APPS のほかのアプリのデータを受信することできます。詳しくは こちら をご確認ください。
c
周波数チャンネル
18
チャネル (11~26) を選択します。複数チャネルを指定した場合は チャネルアジリティにより電波干渉の回避に役立ちます。最大3チャネルまで指定可能です。例えばチャネル 13 とチャネル 22 を使用する場合は 13,22 と入力します。
本設定を変更することで、TWELITE APPS のほかのアプリのデータを受信することできます。詳しくは こちら をご確認ください。
x
中継時の送信出力と再送回数
03
XYの2桁で指定します。 X : 再送回数で1-9 が指定の回数、0 が再送なし Y : 送信出力を指定します。
3が最強で2,1,0と1段階小さくなるたびに -11.5db 出力が低下します。出力を制限し電波の有効伝達範囲を小さくしたい場合に使用します。ただし、伝達可能距離は環境(ノイズ・遮蔽物など)に影響を受けます。 ※ 理論上の伝達距離は 6db 出力が小さくなるたびに 1/2 になりますので、1段階小さくすることで見通し・環境ノイズ無しでの伝達距離は約1/4になります。
例えば 43 を指定すると再送4回、電波出力最強となります。
b
UARTオプション
38400,8N1
ボーレートとパリティの設定をカンマで区切って指定することができます。
ボーレートは9600、19200、38400、57600、115200、230400が設定可能です。他の値も設定可能ですが、オシロスコープ等を用いて誤差を検証した上で使用してください。 パリティはN: 無し、O: Odd(奇数)、E: Even(偶数)を設定します。ストップビットは1で固定。ハードウェアフローは設定不可です。また、8N1, 7E2 といったビット数、パリティ、ストップビットの設定が可能ですが、動作検証は 8N1 のみとなります。動作検証以外の設定で利用される場合は、オシロスコープなどで波形を観察し要求を満足するか確認の上利用してください。 設定を反映させるにはオプションビットを設定する必要があります。設定しない場合は設定値は使用されず115200bps固定です。
o
オプションビット
0x00000000
各種詳細設定ができます。オプションビットの説明は以下をご参照下さい。
k
暗号化鍵
0xA5A5A5A5
32bitの16進数を設定します。
A
接続先
0x00000000
中継機モード時に静的ルーティングをするときの接続する上位段のTWELITEのSIDを指定します。近くに存在しないSIDや下位段のSIDを指定したときは不定となるので指定する場合は必ず存在する上位段のSIDを入力してください。0x00000000の時は自動で上位段を検索し、発見したTWELITEを通信を試みます。
S
設定値の保存
設定を保存します。
R
初期値に設定を戻す
続けてS キーによる設定の保存を行ってください。
!
モジュールの再起動
TWELITEを再起動します。
M
ルートメニューへ移行
不具合などがあったときに使用するコマンドです。
技術サポートの指示がない限り、使用しないでください。
オプションビット設定値を各ビットごとに解説します。
設定値(16進)
機能
説明
0x00000200
UARTオプションの適用
シリアルのボーレートやパリティの設定を反映させます。
0x00000400
定期送信パケットのUART出力の停止
超簡単!標準アプリとリモコンアプリの1秒毎の定期送信と連続モード時のUART出力を停止します。
0x00001000
暗号化通信の設定
暗号化通信を有効にします。(相手側の暗号化設定もしてください。)
0x00002000
暗号化通信時の平文受信
暗号化通信が有効な時に暗号化していないパケットも受信します。
本アプリが初期設定の時は超簡単!標準アプリと通信できるようになっておりますが、アプリケーション ID と周波数チャンネルを通信相手の TWELITE に合わせることでほかの TWELITE APPS とも通信することができます。下表は TWELITE APPS のアプリケーション ID と周波数チャンネルの初期設定値なので、これを参考に本アプリを設定してください。
TWELITE APPS
アプリケーション ID の初期設定値
周波数チャンネルの初期設定値
超簡単!標準アプリ (App_Twelite)
0x67720102
18
リモコンアプリ (App_IO)
0x67720107
16
シリアル通信アプリ (App_Uart)
0x67720103
18
無線タグアプリ (App_Tag)
0x67726305
15
パルアプリ (App_PAL)
0x67726305
15
キューアプリ (App_CUE)
0x67720102
18
TWELITE 2525A の初期設定では、超簡単!標準アプリ互換モードになっておりますので、本アプリで初期設定の TWELITE 2525A のデータを受信すると、加速度情報が得にくくなります。そのため、TWELITE 2525A のオプションビットを 0x00000010 を無効にしていただくことを推奨します。
本アプリは異なる TWELITE APPS の電波が混在していても、アプリケーション ID と周波数チャンネルをそろえていただければ受信することできます。例えば、超簡単!標準アプリの子機とパルアプリの子機がそれぞれある場合に、アプリケーションIDと周波数チャンネルをすべての TWELITE でそろえれば、本アプリがインストールされた TWELITE で子機の電波を受信・中継が可能になります。 その際は、下表の例のように設定を行います。
TWELITE の役割
アプリケーション ID の設定例
周波数チャンネルの設定例
親機 (App_Wings)
0x12345678
22
中継機 (App_Wings)
0x12345678
22
子機1 (App_Twelite)
0x12345678
22
子機2 (App_PAL)
0x12345678
22