0x90コマンド
TWELITE PALに対して送信するコマンドです。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先のTWELITE PALの論理デバイスIDを指定します。 0x01から0x64まで指定可能です。 |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | |
3 | 1 | コマンドパラメータ数 | 01 | コマンドパラメータの数を指定します。例えば、コマンドパラメータを1つだけ指定するなら1に、2つ指定するには2にします。 |
4 | コマンド数x4 | コマンドパラメータ | 00040001 | イベントやLEDの色などを指定するためのパラメータを指定します。 詳細はコマンドパラメータを参照してください。 |
5 | 1 | チェックサム | 69 | 1~4の各バイトの和を8ビット幅で計算し2の補数をとります。つまりデータ部の各バイトの総和+チェックサムバイトを8ビット幅で計算すると0になります。 チェックサムバイトをアスキー文字列2文字で表現します。 例えば 00A01301FF123456 では 0x00 + 0xA0 + ... + 0x56 = 0x4F となり、この二の補数は0xB1 です。(つまり 0x4F + 0xB1 = 0) チェックサムをXにすることでチェックサムを省略可能です。 |
6 | 2 | フッター | [CR][LF] | [CR] (0x0D) [LF] (0x0A) を指定します。ただし、チェックサムをXで省略する場合はフッターも省略可能です。 |
コマンドパラメータ
4バイトのコマンドパラメータを組み合わせてコマンドを指定します。
0x00:イベントIDを送信する
TWELITE PALは受信したイベントIDごとの振る舞いが設定されております。 本パラメータでは送信先のTWELITE PALにイベントIDを送信し、設定した動作を行います。
イベント毎の振る舞いを変更するにはTWELITE PALの設定を変更してください。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x00 |
2 | 1 | 送信先PAL ID | 送信先のPAL IDを指定します。 0x04:通知パル 0xFF:すべてのTWELITE PAL |
3 | 1 | 未使用領域 | 0x00固定 |
4 | 1 | イベントID | 0~16までのイベントIDを指定します。 |
0x01 : LEDの色、点滅パターン、明るさを送信する
送信先の通知パルにLEDの色、点滅パターン、明るさを送信します。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x01 |
2 | 1 | 色 | 0:赤 1:緑 2:青 3:黄色 4:紫 5:水色 6:白 7:暖かい白 |
3 | 1 | 点滅パターン | 0:常時点灯 1~3:点滅パターン(数値が大きくなるほど点滅が早くなる。) |
4 | 1 | 明るさ | 0:消灯 0x01~0x0F:明るさ(数値が大きいほど明るくなる。) |
0x02 : 点灯時間を送信する
通知パルのLEDの点灯時間を送信します。
本コマンドパラメータは、LEDの色、点滅パターン、明るさのパラメータが含まれないので、コマンドパラメータ0x01または0x03と組み合わせて使用します。
本コマンドパラメータを使用する場合は、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x02 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 1 | 未使用領域 | 0x00固定 |
4 | 1 | 点灯時間 | 秒で指定(0は常時点灯) |
0x03:LEDの色をRGBWで指定する
通知パルのLEDの点灯色をRGBWで送信します。
コマンドパラメータ0x00および0x01とは同時に使用できません。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x03 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 2 | LEDの点灯色 | LSBからRGBWの順番で4ビットずつ指定する。 数値が大きいほど明るい |
0x04:点滅パラメータを指定する。
通知パルのLEDの点滅周期と点滅Dutyを送信します。
本コマンドパラメータは、LEDの色のパラメータが含まれないので、コマンドパラメータ0x03と組み合わせて使用します。
コマンドパラメータ0x00および0x01とは同時に使用できません。
番号 | バイト数 | 内容 | 備考 |
1 | 1 | コマンドパラメータID | 0x04 |
2 | 1 | 未使用領域 | 0xFF固定 |
3 | 1 | 点滅時間の割合 | 0x00~0xFFで指定する。 数値が大きいほど1周期当たりの点灯時間が長くなる。 1周期の半分だけ点灯させるには0x7Fを指定する。 |
4 | 1 | 点滅周期 | 0x00~0xFFで指定する。 設定値が1大きくなるごとに点滅の周期が約0.04sずつ増える。 1周期1秒にするには0x17を指定する。 |
コマンド例
例1:イベントを送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対してイベント1を送信するコマンド例です。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは1個 | |
4 | 1 | コマンドID | 00 | コマンド00 | |
5 | 1 | 送信先PAL ID | 04 | 通知パルに対して送信する | |
6 | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
7 | 1 | イベントID | 01 | イベント1 | 0x00~0x10まで |
8 | 1 | チェックサム | 69 |
例2:通知パルのLEDの点灯色を送信する
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して明るさ8で白色にゆっくり点滅させるためのコマンドです。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは1個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 06 | 白 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 01 | 点滅 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | チェックサム | 5E |
例3:通知パルのLEDの点灯色と点灯時間を送信する。
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
本コマンドを試す場合、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 02 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 04 | 紫 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 00 | 点灯 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | コマンドパラメータID | 02 | コマンドパラメータID 0x02 | |
9 | 1 | 未使用領域 | FF | ||
a | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
b | 1 | 点灯時間 | 01 | 点灯後1秒で消える | |
c | 1 | チェックサム | 5E |
例4:通知パルに詳細な点灯色送信する。
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させるコマンドです。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 01 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 03 | コマンドパラメータID 0x03 | |
5 | 1 | 未使用 | FF | ||
6 | 2 | LEDの点灯色 | 0F04 | 青:15、赤4の明るさで点灯させる。 | LSBからRGBWの順番で各色4bitずつ(0~15)で指定する。 数値が大きいほど明るい |
7 | 1 | チェックサム | 59 |
例5:通知パルのLEDの点灯色と点灯時間を送信する。
論理デバイスIDが1のNOTICE PALに対して紫に点灯させ、点灯後1秒で消灯させるコマンドです。
本コマンドを試す場合、送信間隔を必ず点灯時間より大きく設定してご使用ください。
番号 | バイト数 | 意味 | データ例 | データ例の内容 | 備考 |
1 | 1 | 送信先の論理デバイスID | 01 | 送信先の論理デバイスIDは0x01 | |
2 | 1 | コマンド種別 | 90 | 0x90コマンド | 90固定 |
3 | 1 | コマンド数 | 02 | コマンドは2個 | |
4 | 1 | コマンドパラメータID | 01 | コマンドパラメータID 0x01 | |
5 | 1 | 色 | 04 | 紫 | |
6 | 1 | 点滅パターン | 00 | 点灯 | |
7 | 1 | 明るさ | 08 | 明るさ8 | 0x00~0x0Fまで |
8 | 1 | コマンドパラメータID | 02 | コマンドパラメータID 0x02 | |
9 | 1 | 未使用領域 | FF | ||
a | 1 | 未使用領域 | 00 | ||
b | 1 | 点灯時間 | 01 | 点灯後1秒で消える | |
c | 1 | チェックサム | 5E |
最終更新